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ヤッターマンの概要

探し物が第1作目の「4つのドクロストーン」から、今作では「10個[1]集めると願いが叶うドクロリング」に変更され、それを探しに各地を巡る話になっている。この他、第1作目とは後述するように、様々な点において相違が見られる。 放送形態(2008年1月 - 2009年3月)※第1話 - 第35話 当初は毎週月曜19:00 - 19:30(JST)に放映されていたが、2008年10月からは『アニメ☆7』内の番組として『名探偵コナン』と統合され、さらに11月からは放映順とスポンサーがそのまま入れ替わった。これに伴い開始時刻も30分繰り下げの19:30頃[2]とされた。ただし、時間変更後の初回となる11月10日放送分の番宣CMでは、従来通り「月曜19:00放送」と案内されていた。 ハイビジョン制作(アナログ放送では画面比が13:9で、上下に微妙に帯が出たサイドカット)で、字幕放送を実施している。2008年5月5日の放送からは、地上デジタル放送とワンセグでデータ放送を開始した。 前番組の『結界師』と同様に、オープニング後の提供読みは登場キャラクターが毎週交代で行い(言い回しもキャラクターの特徴を踏まえ、少しずつ異なる)、スポンサーCMの放映完了後に本編の途中で提供クレジットを表示し、その後1回入るCMは各局それぞれ異なるスポットCMである[3]。 OPはCGアニメーションを使用している。また、次回予告はEDの最中に表示している。第24話 - 第33話までの間、おしおきタイム専用のパート「今日のおしおきコーナー」がエンディング後に設けられた[4]。 放送形態(2009年4月 -)※第36話以降 2009年4月より、平日19時台に生放送の帯バラエティ番組『サプライズ』の放送開始に伴い、読売テレビは木曜日の番組制作を担当する。本番組は4月5日より、2009年3月まで長年『所さんの目がテン!』を放送していた枠である、日曜7:00(正確には7時00分30秒から) - 7:30に移動し、全国ネットで放送されている。(番組公式ブログを参照。日曜7時枠でローカル番組や遅れネット番組を放送していた地域は枠移動で対応)また、7時台は読売テレビ製作が存在するようになり、この番組の後に『遠くへ行きたい』(※一部地域のみ)を放送する。なお、この時間帯には同じアニメである『バトルスピリッツ 少年突破バシン』(メ〜テレ制作、テレビ朝日系列)が放送されている。 その他の変更は、番組冒頭で「ドクロベエさまからのおねがい」としてテレビから離れて見るように警告するアニメーションが追加され、指令後同様に爆発する。また、OPはフルアニメーションになり、次回予告はED後のミニコーナー終了後に単独で行なうようになった[5]。提供クレジット表示はBパート途中からED曲前に変更[6]、CM前後にオモッチャマのカードを当てるゲーム、ED終了後に週替わりの「オマケのコーナー」(詳細は後述)が新設された。 視聴率 2007年10月より『コナン』の枠内で番宣CMが放送され、初回は関東広域圏で10.5%を記録した。前述のように『結界師』が1度も2桁とならなかったことを考えるとまずまずのスタートとなったこともあり、プロデューサーの諏訪道彦はの2008年1月15日・21日に自身のブログ上で「2ケタ数字に大感謝」などといったコメントを残した。また、製作局のある近畿広域圏では、関東では裏番組に当たる『ニュース7』(NHK総合)、『ネプリーグ』をフジテレビ系列の関西テレビが時差ネットで放送しているため(自社制作の番組を優先していることから)、17.7%と高い記録をマークした。また、テレビ新潟でも『ネプリーグ』が裏番組であるものの20%を記録した。しかしその後はほとんど2桁に乗ることがなく、2009年3月までは5 - 8%台、枠移動後の同年4月以降は4 - 5%で推移している。なおこの数字はシリーズ史上唯一の打ち切りとなった『イタダキマン』(平均9.4%)を下回っているが、時代背景などの違いにより単純比較はできない。 放送休止 元日や大晦日にも放送していた第1作とは対照的に、2008年1月 - 2009年3月までは本作は非常に放送休止が多い。年末年始や改編期には、特別番組や『コナン』の劇場版などが放送されるために休止となるが[7]、2008年9月8日に放送された第24話から11月10日に放送された第25話までの間の2ヶ月間(8週分)、また12月15日に放送された第28話から2009年2月2日が放送された第29話までの間にも1ヵ月半(6週分)放送がなく、年間で5ヶ月以上も休止されるという異例の編成となっている[8]。このため、1周年を迎えた2009年1月の時点での話数は限定版を含めても30話程度に留まっている。限定版第2弾ではドロンボー一味がこの件に対する自虐ネタとも受け取れるセリフを言うシーンがある。 2009年4月以降は休止する回が少なく、「24時間テレビ」を放送する日のみ休止する予定。 第1作目との主な相違点 [編集] この節に雑多な内容が羅列されているので、本文として組み入れるか整理・除去する必要があります。このタグは2009年5月に貼付されました。 ドクロストーンがドクロリングになっている以外に、以下の点で第1作目と異なる。 ヤッターマンの主な相違点 * ガンちゃんとアイちゃんの関係は、第1作目では仲のよい熱々カップルだったのが、今作ではアイちゃんの片思いの傾向になっている。 o だが、第35話のラストでガンちゃんがアイちゃんに告白らしき発言をしており、また第36話でアイちゃんのホッペにキスしたドクボンにガンちゃんが嫉妬するなど、二人の関係に変化が現れてきている。 * ガンちゃんの武器、ケンダマジックの電撃攻撃は今のところない。アイちゃんの武器、シビレステッキは変身前から所持しており、ガンちゃんのミーハーな行為に怒って電撃する事がある。なお、どちらも腰から吊るす形で装備されている。 * 変身シークエンスは3種類存在する。 o 第1〜23話:ジャンプしながら服を脱ぎ、上から降ってくるコスチュームを身に着ける。 o 第24〜36話:第23話までのものに「服を脱いだところで一旦着地、服が上空でコスチュームに変形したところで再びジャンプ」という描写が追加され、第1作目と同様に服がリバーシブルでコスチュームに変形するという設定が明確になった。 + アイちゃんの変身中のインナー姿は、第1作目は逆光で不鮮明だったが、今作で赤のレオタードを着ていることが明確になった。 + 画面を左右に分割して二人の変身を同時に見せることが多い。 o 第37話以降:ヤッターメカをヤッタージンベエに搭載させた後、シューターを滑り降りながら服を脱ぎ、前方から射出されるコスチュームを身に着ける(『ゼンダマン』と同パターン)。 + 脱いだ服はその場で回収され、別ルートを通って二人を先回りしながら変形している。ブーツは床に用意され、着地と同時に履く。 + アイちゃんの変身中のインナー姿が赤のスポーツインナー(ショートトップとボクサーパンツ)になった。 + 変身シューターの行き着く先は、ヤッタージンベエのコックピットらしく、ジンベエで出動しない話は、2パターン目の変身シークエンスに戻される。 * 第1作目では、赤いドクロマークを見てドロンボー一味のインチキ商売だと確信していた。今作では、インチキ商売に居合わせても、アイちゃんの「怪しい」程度に止まって最後まで見届けるか、ガンちゃんがインチキ商売に騙されて、ドロンボーが逃げだした後に初めてインチキ商売だと確信する。ドクロマークに気づくのは稀である。 o ガンちゃんが騙されるケースが多いが、第12話ではオモッチャマが、第47話ではアイちゃんがインチキ商売に引っかかり、騙されている。 * 出動するメカ選択は、基本的に出動する場所に応じて決まる。第1作目のような、「オモッチャマがサイコロになって決める」「イス取りゲーム」等といった運試しの決め方は殆ど行われない[9]。 ドロンボー一味の主な相違点 * マスクの額にある文字が、第1作目では全員D(ドロンボーの頭文字)だったのが、ドロンジョはD、ボヤッキーはB、トンズラーはTと各人の名前の頭文字になった。また、ゴシック体から筆記体に変更されている。 * ボヤッキーとトンズラーの武器は、第1作目では毎回違う武器だったのが、今作ではボヤッキーは「とっかえガン」、トンズラーは「ポットガン」に固定された。 * ボヤッキーとトンズラーの出べそが普段は露出しなくなった。逆にドロンジョはヘソを出したコスチュームとなり全体の露出度がアップしているが、一方で乳首の露出などは自粛されている(ボヤッキー曰く「今のテレビはここまでが限界なのよ!!」とのこと)。 * インチキ商売で客に暴力を振るうシーンなどは第1作目に比べて減少した。また、インチキ商売の価格相場は、第1作目では10万円が多かったが、今作は殆どが1万円(1万円とふっかけて、100万円を請求したパターンもある)。 * 第1作目のドロンボーメカはその週に行ったインチキ商売にちなんだものであったが、本作では行き先にちなんだ物や行き先にちなんだ駄洒落が元になっているメカを使用する。 * 脱出用のおしおき三輪車(メカのコクピットについている時もある)のドクロマーク(受信機)にターゲットをかざし、ドクロリングかどうかを判定する。 o 本物であれば花火が打ち上がり、ターゲットが本当の姿(ドクロリング)へと変身する(判定後は本物・偽物に関らず、必ず「ママより怖いおしおきタイム」へ突入する)。 * おしおき三輪車に装備されていた3基の噴射機構のような物は最後尾に1基だけ装備されている。 * おしおき執行時の「おしおきファンファーレ」「おしおきポーズ」は行われていない。 * インチキ商売、ドクロベエの指令、おしおきタイムがカットされる話がある。 * インチキ商売などの場面で、第1作ではドロンジョが素顔を見せることが多かったが、本作では素顔はほとんど見せない。 シナリオフォーマットなど、その他の相違点 * サブタイトルシーンは第1作目同様シルエット(&オモッチャマの読み上げ)だが、第1作目で出たヤッターメカがヤッターワンとヤッターキングのみだったのに対し、今作ではヤッターペリカン登場以後、その回登場するヤッターメカのシルエットが登場する。 * ギャグ等でずっこける時は、第1作目では「アラァ!!」と平々凡々な台詞だったのが、今作では「ポペー!!」と叫んで大げさなリアクションでずっこける(他には、「ペポー」「ヘコーッ」等のパターンもある)。時には『逆転イッパツマン』の「シビビーン」をやる事もある[10]。 * 場面転換でアイキャッチが流れる。ヤッターマン側への場面転換はYマーク、ドロンボー側へはドクロマークが流れる。 o ドクロリングハンター側へもドクハンマークが流れる。 * ドロンボーメカを含む言葉を喋るメカの音声にエフェクトがかけられている。 * 第1作目では『タイムボカンシリーズ』でありながらタイムトラベルをしなかったが[11]、今作ではタイムトンネルに入り、石器時代や江戸時代や昭和30年代、未来の東京へとタイムトラベルしている。 * 第1作目では目的地や登場人物の名前のほとんどが実在のものを改変した架空のものであったが、今作では可能な限り実在の地名や人物が実名で登場している。 o ヤッターマン基地の在り処は東京都の国分寺となっている(ちなみに国分寺はタツノコプロの本社所在地である)。 o 有名人をイメージしたキャラやメカが多く(実名でも)登場する(詳細は後述)。 * タツノコプロが過去に制作した『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』と並んでパロディが多いのも特徴であり、第1作目のような歴史上の人物に関するものではなく、タレントや他のアニメ作品、時には他系列の番組のパロディまで登場する。特にアニメ関連のパロディは多く、同じタツノコプロの作品(もちろん、ヤッターマン以外のシリーズ作品、中には第1作目のネタも登場する)のネタを含むものもある。他系列局のアニメのパロディでは、小原とたてかべがかつて担当していた『ドラえもん』に関連したものが目立つ。 登場人物 [編集] ヤッターマン [編集] 第1作目と同様にドロンボー一味の悪巧みを阻止するのが目的の他に、今作では一般的なレスキュー活動も行っている。また、今作で2人がヤッターマンになった経緯は明確には語られておらず、第1話から特に説明などはなしに変身している。 第31話のみにてミユ(声:佐藤聡美)という遠い親戚の少女がゲストキャラとして登場。手先が器用な少女で、基地に残されていたヤッターメカのジャンクパーツをヤッターマン変身パーツに改造。自ら4号(3号は第25話にて世界のナベアツが自称していた為)を名乗っていた。 ガンちゃん(ヤッターマン1号) 声:吉野裕行(幼少時代:滝田樹里) この物語の主人公で、メカ作りが好きで手先が器用な13歳の少年。本名は高田ガン。 作中では改善されていくが、第1作目とは正反対に、普段は怠け者で優柔不断で乙女心に鈍感な性格。故にドロンボー一味のインチキ商売に乗せられて散財してしまうことすらある。しかし、1度スイッチが入れば、怠け癖は若干残るものの第1作目同様の正義の心溢れるヤッターマン1号に変身する。アイちゃんのためにメカの素を軽量化するなど優しさを見せることもある反面、乙女心には鈍感で彼女からデートの誘いがあっても、「面倒くさい」や「興味ない」の一言であっさり却下してしまう。おまけにかわいい女性や芸能人に対しては思わず一目惚れするなど、ミーハーな傾向もあり、その度にアイちゃんからは妬きもちを妬かれる始末である。実のところ彼女をどう思っているのかは不明だが、第35話のラストで告白らしき発言をしているほか第36話でアイちゃんにモーションをかけるドクボンに嫉妬をするような描写もある。武器のケンダマジックは腰に吊るす形で装備している。第 1作目や実写版に見られた電撃は、今作では使用していない。 アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:伊藤静 ガンちゃんに好意を抱いている13歳の少女。第1話で13歳の誕生日を迎え、星占いで山羊座と言っている。 話す言葉に「○○パー」を付けるのが口癖(「100パー感激」、「メガパー大好き」など)。実家は第1作目同様電気屋さん。ガンちゃんに好意を抱いているものの片思い止まりな点が第1作目と大きく異なり、デートに誘って欲しいなど様々なアピールを実行しているが、乙女心に鈍感な彼にはなかなか思いが通じず、やきもきする日々を送っている。母性的な優しさを持つ一方、気丈で用心深い性格で、ドロンボーのインチキ商売や変装、動向などを真っ先に察知することも多い。変身時や決めゼリフの後に目をキラリと光らせる他に1号同様に歯がキラリと光ったり、ウィンクや投げキッスでハートを飛ばしたりと愛らしい一面を覗かせる。武器のシビレステッキは腰に吊るす形で装備している。また、電撃のパワー調節機能が追加されたほか、第29話以降は変身する前から所持しており、ガンちゃんのミーハーな行為に怒って電撃する場面も見られる。 オモッチャマ 声:たかはし智秋 ヤッターマンをサポートするサイコロ型ロボット。目にサーモグラフィーやホログラムを内蔵している以外に、サイコロの目から様々なアイテムやメカの素を出現させることが可能。口から火を吐くことができる。前作と比べると少々僻み易い性格であり、当初の自分のデザイン画を見つけた際は怒りに震え焼き捨てる場面も。一人称が「ボッチ」、語尾に「○○だ(で)コロン」をつけて話す、毎回タイトルを読み上げる、次回予告のナレーションを担当する(第36話以降)など第1作目との共通点も多いが、以下のような相違点もある。 * ボディに描かれたサイコロの目の配置が異なる(第1作目では正面が6だったのに対し、本作では5)。 * ガンちゃんからメカ作りの楽しさを教わったアイちゃんによって作られた。ガンちゃんもデザインしているが、かわいくないとの理由でアイちゃんに却下され、アイちゃんデザインのサイコロ型が採用された。 * 声にエフェクトがかけられている。 * 電源コードがついており、そこから充電可能。電気が切れかけると、目が回る。 ドロンボー一味 [編集] 10個[1]集めれば願いが叶うドクロリングを集める為に、第1作目同様にインチキ商売で資金を荒稼ぎしてドロンボーメカを作り、ドクロリングの持ち主(殆どが誤報)から手段を選ばず強引に盗もうとする、はた迷惑な悪人3人組。 アジトは当初、最新のCGアニメを駆使した豪勢な造りの部屋[12]になっていたが、第24話以降から第1作目同様のボロい地下メカ工場になった。原因は「最近の物価高で家賃が払えず追い出されたため」[13]。 ストーリーフォーマットにツッコミを入れたり、第1作目のことを懐かしがるなど、楽屋ネタを挿むことも多い。 ドロンジョ 声:小原乃梨子 ドロンボー一味の女性リーダーの24歳。 年齢による衰えを感じ始めており、アンチエイジングに力を入れる。自身がドクロリングを手に入れたときの願いは、「永遠の若さと美貌を手に入れたる事」。第1作目やOVAの『タイムボカン王道復古』(以下、『王道復古』)と異なり、始めからペルソナを着用しているため素顔は明らかになっていない。また、根っからの悪党(ボヤッキー談)ゆえにインチキ商売にはプライドを持っており、段ボール肉まん騒動にジェラシーを感じたり、第18話ではインチキ商売で逆に客から喜ばれてしまったために気分が悪くなった。一方で、第11話ではドクロリング候補だった指輪を結婚式を挙げるカップルに返したことで、ヤッターマン1号(ガンちゃん)から「いい人」と言われている。学生時代は、茗荷谷駅近くの学校に丸ノ内線で通っていた[14]。 第1作目同様のボンテージ姿のコスチュームに変わりはないが、その露出度は第1作目に比べてアップしている。一方、第1作目に見られた火皿がドクロの形をしたキセルによる喫煙シーン(本作でも一応所持はしている)や、乳首の露出は、時代の流れによる放送コードの変化により、見られなくなっている。 『ヤッターマン×トウシバ』のwebアニメでは、就寝時にネグリジェを着用している。 ボヤッキー 声:八奈見乗児 ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当の25歳。 相変わらず女子高生が好きで、自身がドクロリングを手に入れたときの願いは、「今より少しハンサムになってモテたい」。同じメカ作りが得意のヤッターマン1号(ガンちゃん)をライバル視する傾向がある。第1作目と同様に出べそだが普段の格好では露出しておらず、指令の後の爆発等で服がボロボロになった時や、インチキ商売で腹を露出する格好等で出べそが現れる。また、今作で「とっかえガン」と呼ばれる銃を腰のベルトに装備した。この銃の先を交換することでレーザー光線銃や火炎放射器になったり、ドクロリングを奪い取るアームにもなる。今作ではドロンボー一味の中で唯一、素顔とフルネーム(ブツクサ・ボヤッキー)が明らかになっている。 第1作目同様に、福島県会津若松市出身であり、やはり故郷におハナ(声:岡本茉利)という恋人を残して、一流の蕎麦屋になるため上京。しかし、その腕は決して良いとは言えず、失敗続きであちこちの蕎麦屋をクビになり、いつしかドロンボー一味の一員となっていた。現在でも副業として『王道復古』同様に蕎麦屋『会津屋』で働いているが、上記のような腕のため本作では皿洗いに留まっている。 『月刊コロコロコミック』では彼が主役のギャグ漫画「ボケボケボヤッキー」が連載中である。 トンズラー 声:たてかべ和也 ドロンボー一味の怪力担当の30歳。 語尾に「〜まんねん」を付けて話す大食漢。ヤッターマン2号(アイちゃん)が好きで、彼女をお嫁さんにすることを夢見ており、もしも自身がドクロリングを手に入れたら、婚約指輪としてプレゼントしたいと願っている。その為かヤッターマン1号を恋敵にしている傾向がある。ボヤッキーと同じく出べそだが普段は露出しなくなった。今作で「ポットガン」と呼ばれる機関銃を装備した。普段は筒状の形で腰のベルトに装備されており、伸ばすと銃口とグリップが出てきて機関銃に変形する(肉弾戦を得意としている為、使用頻度は低い)。第32話では『王道復古』同様に副業として芸能プロのマネージャーをしていることが明らかになった。 『ヤッターマン×トウシバ』のwebアニメでは2号への恋煩いで食事が喉を通らず、それによりスリムで6頭身の精悍な外見(一人称も「わい」ではなく「僕」)になったが、想いは受け取られず、食欲に負けて元の体型に戻った。 たてかべの代名詞キャラであるガキ大将系キャラクターを彷彿とさせる演出がしばしば見られ、音痴である点も共通。 ドクロベエ 声:滝口順平 ドロンジョ達に指令を与える謎の人物で、この物語の黒幕。第35話で正体を現した(しかし「実はドクロリングが10個[1]必要だった」と言っただけで、相変わらず謎の人物であった)が、それ以前にもOPでは影で登場しており、限定版第2弾でもそれらしき人物が登場していた。 ドロンボー一味をそそのかし、ドクロリングの所在(殆どが誤報)を指示して取りに行かせている。指令の後に「ドクちゃんの豆知識」と称してドクロリングがあるとされる場所や今回の話に関係したトリビアを披露してから[15]、第1作目と同様にドロンボー一味の目の前で爆発する。また第1作目と同様、「ママより怖いおしおき」にも趣向を凝らし、ドロンボー一味が本物のドクロリングを手に入れても、「視聴者サービス」「クイズに不正解」などの理不尽な理由や、情報ミスのお詫びと称して親切に振る舞った振りをして、おしおきを執行するのも、第1作目と同様である。なお、このおしおきの回数は、第1作目から通算すると144回(第 34話終了時点)にも達している[16]。 しかし話によっては、限定版第2弾のように、おしおきを執行しなかった(その後で代わりに挿入された「人間やめて何になる?(逆転イッパツマンより)」ではいつものように3人にきつく当たっている)ことや、第31話のようにおしおきタイムが省略されてしまったこともある。 第1作目と異なり、ヤッターマンを敵視するどころか存在すら意識していないようで、「ヤッターマンを倒せ」などという指令は一切発しない。ドロンボー一味がヤッターマンにメカ戦などで敗北しようとも、本物のドクロリングを獲得できれば、ドクロベエの目的は達せられるからである。 第35話から登場した孫のドクボンを溺愛している。ドロンボー一味に対しては厳しいが、ドクボンへの態度は180度変わり、第1作目を含めてこれまで見せなかったデレデレの表情になる。当然、ドクボン・ネエトンは指令後の爆発、おしおきを受けることはない(爆発の際に3人の近くにいても、ドクボン・ネエトンを避けるか、バリアを張るので、爆風がかかることすらない)。 ドクボン 声:三瓶由布子 第35話のラストシーンより登場した、ドクロベエの孫。 ドクロベエ同様、語尾に「〜だべぇ」をつけて話すが、一人称に関しては「ワレ」と呼んでいる。第36話以降よりドロンボー一味と行動を共にし、主にドロンボーの監視やドクロリング探しをしている。『ヤットデタマン』のコマロ王子や『逆転イッパツマン』のハル坊に類似した顔立ちをしている。手に変声機&ドクロリング鑑定装置付きのマジックハンドを持っており、移動する時は後述する雌ブタ型メカのネエトンの背中に乗って移動する。ドクロベエの声を使っておしおきをすることもある。ヤッターマン2号(アイちゃん)の事が気に入っており、ほっぺたにキスをした。炊きたてのご飯とハンバーグと目玉焼きが大好きで、これらを組み合わせた「ドクボンドン」(内容的にはほとんどロコモコに近い)がお気に入りである。ドロンジョたちからは『ボン』『ボンちゃま』などと呼ばれている。 時には、行った先で「鰻の蒲焼にかける山椒を買う」「ブロードウェイ見物」等の私的行動に走ることもある。そのためにドロンボー一味からは、ドクロベエからの指令そのものが、可愛い孫であるドクボンのためのウソ指令ではないかと疑われることもある。 ネエトン 声:たかはし智秋 第36話から登場した、ドクボンが乗っている雌ブタ型のメカ。 一見するとブタ型の貯金箱に酷似した外見をしているものの、身体には服を、更に両耳にはイヤリングをそれぞれ着用していて、尻尾の先端はハートの形をしている。また、「マジで超(チョー)ムカつくしぃ〜」などのギャル口調で話す[17]。ドロンボー一味にはギャル語がよく分からないのか、時にはネエトンの発言の意図が分かっていないことがある。目から睡眠光線を、鼻からドクロマークの鼻息を出し、更に飛行能力を持つ。 たかはし智秋がオモッチャマと一人二役を演じることを利用して、オモッチャマと共に次回予告のナレーションも務めている。 ドクロリングハンター [編集] 略して「ドクハン」。第38話から不定期に登場(正確には5代目OPより、ボスのみ登場)するドクロリングを狙う謎の集団。ボスはメダチ兄弟などの刺客にドクロリングを集めるよう命じているが、その目的は明らかにされていない。 登場するときは、「Dokuro Ring Hunter」の頭3文字「D,R,H」を、某お笑いコンビのような人文字で演じる。Hの部分には、某コメディアンの「コマネチ」のようなポーズが入っている。メダチ兄弟もミチルもボスの命令で仕方なくやっているが、やる側からするととても恥ずかしい。 セイン・デ・メダチ 声:岸尾だいすけ メダチ兄弟の双子の兄。青い髪が特徴。イケメン顔。武器はレイピア。メロンメロン美少年ビームはどんな女の子でもメロンメロンになって何でも言うことをきかせることができるらしいが、アイちゃんには通用しなかった。 ルイ・デ・メダチ 声:徳本恭敏 メダチ兄弟の双子の弟。ピンクの長い髪が特徴。兄と同じくイケメン顔。武器はムチ。 なお演じている徳本は、ルイ・デ・メダチ以外にも、後述のコックピットメカをはじめ毎回何かしらの脇役(ガンちゃんが見ているテレビのアナウンサー・レポーター役等)で出演している。 チルチル・ミチル・ミチタリーヌ 声:井上麻里奈 第41話で初登場。科学者風の風貌で、白衣と眼鏡が特徴。ホットパンツにはドクハンマークが入っている。自身の目的はドクロリングの解析で、願いには無関心のようである。ヤッターマンやドロンボー一味に関してほぼ解析済みだが、ガンちゃんに関しては掴みきれていないところがある。 その他 [編集] ナレーター(山ちゃん) 声:山寺宏一 タイムボカンシリーズ第5代ナレーター。シリアスな語り口をしている。 第1作目の「説明しよう!」でお馴染みの初代ナレーター・富山敬と同様に、おだてブタやゲストキャラクター(中には『ものまねバトル』にものまねタレントとして出演している山寺らしく、芸能人の物真似での出演もある[18])の声も多く演じており、加えて今作では全てのヤッターメカ(ワン・ペリカン・アンコウ・ヨコヅナ・ジンベエ・モグラ)も演じている。 富山敬のスタイルをほぼ継承しているが、富山がいつも負けてばかりいるドロンボー一味に半ば同情していた演出とは対照的に、山寺は時折ドロンボー一味(時にはヤッターマン側にも)にツッコミを入れることがあるほか、自身が2頭身キャラ(アフレコ風景が写される時は8頭身で描かれている)として登場したり、ゲスト出演したタレントには「○○さんお疲れ様でした!」とコメントする事もある。 ドロンボー一味からは山寺の愛称である「山ちゃん」と呼ばれており、自身も2頭身キャラとして登場した時は「山ちゃん」と名乗っている。 歴代タツノコキャラ 限定版第1弾に三船剛&マッハ号やガッチャマン[19]が、第26話に過去の三悪がゲスト出演した以外にも、時折歴代のタツノコキャラが通行人や見物人、看板や石像のオブジェに紛れてカメオ出演している場面を度々見かける。例えば、第1話ではハクション大魔王の石像があったり、第3話ではキャシャーンが描かれたトラックが画面を横切り、第28話ではドテラマンが描かれたクッションが置かれていて、そばでガンちゃんとアイちゃんがドテラマンの格好をしていた。 ゲストキャラ 毎回のように様々なゲストキャラが登場し、その中には実在する有名人を忠実に再現したキャラクターもいる。声についてもほとんどは本人が担当し、出演者には番組で使用した上北ふたごデザインによる本人のイラストがプレゼントされている。また、作中に登場するメカにも有名人をモデルにしたものがある(「ドロンボーメカ」にはワダアッコー[20]、エドハルミヨン、サチコDX(ディーエックス)など、「ビックリドッキリメカ」にはオマカセメカ、パーメカなど)。 出演した有名人は以下の通り[21]。エンドロールで表示される役名は、第24話以前では以下のように表記されていたが、第25話からは「特別出演」と表記されるようになった。 * ギャル曽根、ジャイアント白田(第2話) * 叶姉妹(カノウ姉妹役)(第7話) * みのもんた(みのもんいち、みのもんじろう、みのもんざぶろう役)、久本雅美(マチャミ役)(限定版第1弾) * ルー大柴(トールー役)(第20話) * 黒瀬真奈美(黒瀬先生役)(第24話) * 世界のナベアツ、さかなクン[22](第25話) * 生瀬勝久、深田恭子、ケンドーコバヤシ、笹川ひろし(限定版第2弾) * 松村邦洋(第26話) * エド・はるみ(第27話) * 小林幸子、西尾夕紀(本人役兼紅白メカ合戦参加の女性歌手&タレント役)、神谷明(次週放送の名探偵コナンスペシャルの番宣を兼ねて出演)(第28話) * 中山秀征、夏目三久(ドロンボー一味のインチキ商売に騙される本人役)(第39話)[23] * 腐男塾(ドロンボー一味のインチキ商売に騙される女子高生役)(第47話) この他にも、限定版第1弾では『ズームイン!!SUPER』のズーミン・チャーミンが登場。第34話では第1作目でアイちゃん(初代ヤッターマン2号)を演じた岡本茉利が、ボヤッキーの恋人のおハナちゃん役で出演した。第40話では第1作目でヤッターよこづなを演じた緒方賢一が、宇宙飛行士ボーマン役で出演した。 また、第33話では実写映画版の主演を務める櫻井翔が、映画の宣伝を兼ねておしおき執行中にあいさつをした。 登場メカ [編集] ヤッターメカ [編集] 声は全て山寺宏一。 第1作目からのメカ [編集] 第1作目から継承されたヤッターメカ。 ヤッターワン 主人公メカ。以下の外見上の相違点があるが、基本的な性能は特に第1作目から変化はなく、チンジャラ砲・放水・骨型メカの素もそのまま継承されている。設計は第1作目同様ガンちゃんの父親。語尾に「?ワン」と付けて話す。 本作では「アイちゃんの誕生日までには修理して、一緒にドライブをする」という約束を果たすために復活させられたと言う設定になっているが、前述のガンちゃんの性格から誕生日当日になっても未完成のままで、その日アイちゃんのピンチを察知して復活した。 ドロンジョから「でかワンワン」と呼ばれている。戦闘ではドロンボーメカの不意を着いた一撃によってパワーダウンし、その後メカの素を食べて逆転することが多い。 ファンファーレ担当の犬型メカたちは時折ヒゲにサングラスを掛けたり、帽子のデザインが変わっていたりとバリエーションが存在。実写版と異なり、高速道路を走行の際ETCを利用できない。拾ってきたスリッパを集め、穴を掘って埋めるのが趣味。 スペック * 全長3メートル * 総重量1.1トン * 最高時速300キロ * ガソリンと電気をエネルギーとするハイブリッド仕様。 第1作目との相違点 * 頭のパトランプの形状(第1作目は1灯式、本作では両端が上向きのワイドランプ) * 排気管、肩、左足の操縦桿(前後だけではなく左右にも動かせるようになっている) * 手を使って格闘戦を行なえる * 足首に内蔵されている車輪の数(第1作目は片側2輪ずつの4輪、本作では片側3輪ずつの6輪) ヤッターペリカン 第14話より登場(正確には2代目OPより)。未来のガンちゃんの手で作られ(設計したのは現代のガンちゃんだが、現代の技術では作るのが不可能であったため、諦めていた)、それを現代のガンちゃんが現代へこっそりと持ち帰った。英語を交えて会話する。一人称は「Me(ミー)」。 当初は指図されることを嫌い、また、自分が高性能メカであると鼻にかけて旧型であるヤッターワンを見下していたが、自身がドロンボー一味にあっさり騙されたことや、ヤッターワンの持つ正義の心に強く心を打たれたことなどを経て彼を「先輩」と呼ぶようになる。とはいえ、後から作られた自分の方が高性能だと主張してヤッターワンを落ち込ませる姿はその後もたびたび見られる。 ドロンジョから「ヤッターアヒル(第1作目同様)」「コウノトリ」と呼ばれて、「ミーはペリカンです!」と激怒した[24]。次第に離陸前に某ベテランコメディアンのギャグ「飛びます、飛びます」と振り付きで言うようになる。 デザイン上のディテールに関しては以下の通り、新旧のヤッターワン以上に非常に異なっている。腹部には第1作目と同様ペリカン型のファンファーレメカを搭載。 スペック * 全長4メートル * 総重量2.5トン * 最高飛行速度マッハ2 * 機能上、宇宙飛行が可能ではあるが、気密性の問題から却下されている。 第1作目との相違点 * 羽根やブースターなど、前作と比べ飛行用のアイテムが増えている。 * 飛行モードへ変形可能 * ヤッターワンを背中に乗せること(ライドオン)もできる。 * 両翼にウイングカッター(主翼先端が刀状になっており、飛行モード時に敵メカを一瞬で切り刻む)を装備。 o ウイングカッターを利用した盆栽にハマっている。 * 背部に「ペリカン砲(二連装式バズーカ砲)」を装備。 ヤッターアンコウ 第25話より登場(正確にはアニメ7アバンタイトル部分より)。現代のガンちゃんが初めて設計と製作の両方を行ったヤッターメカで、性格はガンちゃんのそれと同じだが、芸人のような口調で話を振るため、初登場時にはガンちゃんから本当に自分の性格か疑われた。一人称は「俺(お)ら」(ごくまれに「ワス」の場合も)で語尾に「〜ダスー」を付けて話す。東北弁風の方言訛りの言葉で喋り、時々(東北弁風の)方言訛りを交えたラップ(おそらくある芸人コンビのボケの方によるラップに近い)を披露する。(※ガンちゃんによると、設計通りなら、燃える正義の心を持ったかっこいいメカになる予定だったが、面白いので特に問題にはしていないようである) ドロンボー一味からは「ナマズ(第1作目と同様)」や「田舎もん」、もしくは「ヤッターヒラメ」と称されて激怒した。ちなみに、ガンちゃんは新メカのモチーフをチョウチンアンコウにした理由について「不機嫌なアイちゃんの顔にそっくりだった」からだと(迂闊にも)アイちゃんに話してしまい、その結果として外からはヤッターアンコウの装甲がゴムの様に引き伸ばされて見えるほどコクピット内で叩きのめされた。 上記のヤッターペリカン同様、デザイン上のディテール等が新旧で以下のとおり大きく異なっている。 メカの素で登場する腹部のアンコウ型のファンファーレメカの他に、2機のハリセンボンズを搭載している。後部のスクリューを用いた渦巻き攻撃や、提灯からの強烈な光(「ヤッターマン×トウシバ」のwebアニメ第11話では「アンコウライトフィーバー」と呼称される)を得意技にしており、またweb アニメ第12話ではレーザー光線を装備していた。メカの素の与え方は第1作目と同様、コクピット内の口から食べさせる。但し、第31話と第35話のように、他のヤッターメカ同様、アンコウ自身の口から食べさせたこともある。 第40話では、ペットボトル型のウツボブースター(声:徳本恭敏)を機体下部に2機装着して大気圏を突破し、宇宙航行を行っている。ブースターを装着した状態では大気圏再突入や大気圏内飛行も可能である。またコクピット内投影機能を披露している。 海に出るときのルートは、「ヤッターマン基地」→「ヒミツの水路」→「玉川上水」→「井の頭公園の池」→「神田川の地下調整池」→「新宿の地下鉄(東京メトロ丸ノ内線・副都心線)の下の水路」→「御茶ノ水駅の横(神田川)」→「お台場」となっている。 スペック * 全長5メートル * 重さ3.2トン * 最大潜行深度1万メートル 第1作目との相違点 * 寒冷地での戦いが苦手(第1作では、第32話&第54話の極地戦でも平気だった)。 * 宇宙航行の時には、専用ブースターが必要(第1作第28話ではそのままで月まで出動)。 * 腹部には車輪ではなくキャタピラ(航行中には格納される)が装備。 * 第1作目では目の中にあったコックピットが今作ではヘルメット状の前頭部の中に移動し、目の部分には黒眼が付き表情が豊かになった。 * ビックリドッキリメカを出す際のファンファーレの音楽が異なる。 ヤッターヨコヅナ 横綱(闘犬)型メカ。第1作目では終盤のレギュラーメカだったが、今作では第27話に限り登場したゲストメカである。名前は「よこづな」から「ヨコヅナ」へとカタカナ表記に変わっている。江戸時代のガンちゃんのご先祖様である高田岩之介(たかだ がんのすけ)(声:菅沼久義)が作った巨大からくりとして登場。木と紙だけで作られたからくり仕掛けの張り子に近い作りだったため、さすがに鉄製のドロンボーメカ・エドハルミヨンに呆気なく倒されてしまった。 第2作目のオリジナルメカ [編集] 第1作目には登場しない今作オリジナルメカ。 ヤッタージンベエ 第36話より登場。ジンベエザメがモチーフ。ヤッターメカの目的地への到着時間がそれぞれ大きく異なるという弱点を解消する為、ガンちゃんが開発した。第1作目の「ヤッターキング」、「ヤッターゾウ」と同様、超大型飛行母艦の役割を果たし、内部に他のヤッターメカを搭載する事が可能である。これほどの巨体を置ける場所は基地には無かったらしく、このため基地から10キロ程離れた湖付近に格納庫を設置し、普段はそこで待機している[25]。出動時にはヤッターマン基地がせり上がって発射口が開く。語尾に「〜ジーン」を付けて話す。非常に涙もろい性格で殆ど戦闘を好まない。これは、実際のジンベエザメが、人を襲うような生態ではないことと同じである。この為、ビックリドッキリメカを作ることはない。戦いは1対1の方が感動するという理由から、基本的にヤッターメカは1機しか出動させてくれない(但し何らかのサポートはする)。休みの日は太平洋で彼女を探している。 なお、第36話以降殆どの回で登場しているが、中には出番無しの回もある。出動先が、基地のある国分寺近郊の場合(第43話のサルカニ町、第46話の両国)はワン単独(近距離の為)、宇宙の場合(第40話)はアンコウ単独で出動している(宇宙飛行できない為)。 スペック * 全長70メートル * 総重量50トン * 最高飛行速度マッハ3 ヤッターキング・ヤッターゾウとの相違点 * ヤッターメカは最大6機搭載可能で、ジンベエ完成時点で3機分の準備工事も終えている[26](キングは3機まで、ゾウは4機まで搭載)。 * ジンベエ完成以降に製作されたメカ以外は全て既存のメカを搭載している(ブル・ドジラ・パンダ&コパンダはキング仕様変更時に、よこづなはゾウ完成と同時に新規に開発)。この為ヤッターワンは初めて母艦メカから発進する事になる(キングは大破したワンをベースにした改造機)。 * 宇宙飛行はできない(キング・ゾウは対応工事により宇宙飛行が可能であった)。これは、メカに宇宙飛行の機能を追加する際、「ヤッタージンベエでは小回りがきかない」という理由からガンちゃんが自ら却下したため。 * 搭載されるヤッターメカは常時格納している訳ではなく(キング・ゾウに搭載されていたヤッターメカは常時待機していた)、ジンベエが発進する前に初めて格納される。 * 外部側面に捕まる事は出来ず、ヤッターマンは必ず背ビレを模したコクピットに着席する(キング・ゾウはワンと同様、宇宙飛行時以外は外部側面に捕まって移動していた)。コクピットは3段式で、下段からガンちゃん・アイちゃん・オモッチャマの順で着席。発進時にはガンちゃん・アイちゃんの席に付いている発進ボタンを同時に押す。 ヤッターモグラ 第39話より登場。モグラがモチーフ。頭にはヘッドライト付きのヘルメットと苦手な光対策用のサングラスを、右手にはスコップ、左手にはつるはし、そして鼻先にはドリルを装備している。サングラスには、ヤッターアンコウと同様のコクピット内投影機能を装備している。第1作目を含め、これまでのヤッターメカが苦手としていた地中戦用に開発されたが、本当は土の中は好きではない。性格は基本的に敬語で話すものの、語尾に「○×ですが、何か?」を付けて話す癖があり、土の中にいることが多いせいかかなり根暗で、理屈っぽい。静かな所が好き。ゲームの腕はプロ級(但し、モグラ叩きは苦手)。 メカの素で登場する腹部のモグラ型のファンファーレメカの他に、こしょこしょミミズを搭載。メカの素の形状は、モグラだけにグラタンの形をしており、コクピット内の電子レンジにグラタン皿ごと入れて食べさせる。 ガンちゃんは、出番が少ないために怒るのではないかと気にかけている。当初は、「ヤッターオケラ」という候補もあった。(オケラ型のメカは、ヤッターモグラ初登場の第39話で、ドロンボーメカの「カラオケラー」として登場している) スペック * 全長3.3メートル * 総重量2トン * 最高時速90キロ。 なおモグラをモチーフとした善玉メカは、過去『ゼンダマン』のゼンダモグラ、今作のビックリドッキリメカ「モグラメカ」があり、過去の作品と同じモチーフにしたメカが登場するのは、人間をモチーフにした『タイムパトロール隊オタスケマン』のオタスケキンタ、『ヤットデタマン』の大巨神、『逆転イッパツマン』の逆転王と三冠王を除けば、第1作のヤッターワン、ヤッターキング、ヤッターブル、ヤッターヨコヅナ、『ゼンダマン』のゼンダワン、そして第2作の新ヤッターワンの犬メカに次ぐ[27]。 その他のヤッターマンのメカ [編集] ビックリドッキリメカ 各ヤッターメカのピンチに際し、「メカの素」を食べさせることによって、ヤッターメカの体内で製造され、口からスロープを降りて出現する小型のメカ。小型のまま集団で攻撃する場合と、変形合体して巨大なメカに変身する場合がある。 基本的にアイちゃんが「メカの素」をヤッターメカに与える設定に変更されている。ただし、限定1時間SPではガンちゃんが「メカの素おかわり」と二つ目を、第12話ではオモッチャマが与えるなどの例外もある。 第1作目と異なり、名称が最初から「ビックリドッキリメカ」に統一されている。またメカによってビックリドッキリメカのモチーフが決まっている事もない。一度に複数の種類のメカが出現する場合や、複数のヤッターメカが合同で同一種類のメカを出現させる場合もある。 今作では、CGによるビックリドッキリメカの製造工程(現時点ではヤッターワン、ヤッターペリカンのみ)も見ることができる(話によっては尺の都合上省略されることもある)。 基本的にドロンボーメカに止めを刺すための存在ではあるが、ドロンボー一味の殺害が目的ではなく、彼らを爆発に巻き込む以外に生命の危険が及ぶほどの危害を加えることはない。第10話では例外的に、ドクロリングとおぼしき物体を拾いに桜島火口に三輪車で侵入したドロンボー一味を救出するために「シロクマメカ」が出動している。 また、ドロンボー一味側もビックリドッキリメカを真似たビックリシャックリメカ(登場回によって名称は異なる)を繰り出し、第1作目を彷彿とさせる双方のゾロメカ同士のメカ戦が繰り広げられた。 ハリセンボンズ ヤッターアンコウに搭載した2機のハリセンボン型メカで、顔がある女性お笑いコンビに似ている。お魚のハリセンボンと同じく膨らむと全身の棘が直立ち、これに刺されたドロンボーメカは、あまりの激痛に水面から飛び出してしまう。 こしょこしょミミズ ヤッターモグラに搭載。名前のとおりで、くすぐり攻撃をする。 ドロンボーメカ [編集] ドロンボー一味の巨大メカ ドロンボー一味が搭乗して目的地に向かい戦闘により毎回破壊されたり、自爆スイッチで爆破したりするメカ。インチキ商売で得た資金を元に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーの協力を得て製作している。旧作がその回に行ったインチキ商売をモチーフにしていたのに対し本作のドロンボーメカは行き先を意識したかのようなデザインまたは、それにちなんだダジャレをモチーフにしたメカが多い。操縦や攻撃も主にボヤッキーの担当だが、メカによってはドロンジョが攻撃ボタン(時には誤って自爆ボタン)を押したり、トンズラーが武器の動力源(スタミナ切れで次第に攻撃力が落ちる)になっていたりすることがある。ヤッターメカと同様に自我を持ち、独特の掛け声を発するものが多い。その自我故に操縦を受け付けず、独自の習性を発揮することがある。コクピットの背後にはドロンジョ専用のバスルームと、脱出兼ドクロリング鑑定用のおしおき三輪車が常備されている。メカによっては三輪車とは別にドクロリング鑑定機が据え付けられている場合もある。 時折旧作のメカの復刻版が登場しており限定版第2弾では、第1作目の第1話に登場したダイドコロン、第40話では、第1作目の35話に登場したスカンタコが復刻され、かつて敗れたヤッターメカと再戦(第40話のおしおきタイムも、かつてスカンタコに恋した大ダコが登場)している。 おしおき三輪車 噴射機構のような物は最後尾に一基のみ備えている。 ハンドル部分のドクロマークはドクロベエとの通信機になっている。このマークはドクロリングの真贋を判定する機能も持っている。 ビックリシャックリメカ ビックリドッキリメカに対抗してボヤッキーが作ったゾロメカ。限定版第2弾で初登場。ヤッターワンの骨型「メカの素」を真似た「悪の素」をドロンボーメカに与えると一度シャックリして、これまた真似たファンファーレ担当のドクロメカが小太鼓を鳴らしてから登場する(これらを省略してボヤッキーが直接スイッチを押して登場させる事もある)。第34話ではギックリコッキリメカ、第46話と第47話ではギックリコレッキリメカという名前だった。 コクピットメカ [編集] 第1作目からのメカ * 第1作目より継承されたコクピットメカ おだてブタ 声:山寺宏一(予告編第6弾やテレビCM編:富山敬) ヤッターマンでお馴染みのメカで、第1作目同様にボヤッキーがドロンジョにベタ褒めされていい気になると、ブタがヤシの木に登って「ブタもおだてりゃ、木に登る」[28]と水を差し、ボヤッキーをずっこかせる(ドロンボー一味全員や、突っ込むこともある)。第1作目ではヤシの木をゆっくり登るのに対し、本作ではヤシの木を駆け登る。また、今作では首に水色のスカーフを身に着けている。初回から第24話まで毎回欠かさず登場していた定番キャラであったが、第25話以降は今作で新たに生まれたオリジナルメカが登場するようになり、登場が不定期になった。最近ではヤシの木に登らないバージョンがあったり、コックピット以外の場所にも現れるようになった。また、場面転換でリゾートや温泉でブタが寛いだりしながら「で?」(「それで?」の略)と言うアイキャッチが流れるバージョン[29]もある(表記は「でブタ」)。 ドッチラケメカ 声:山寺宏一 第1作目の前期でよく登場したメカだが、今作は数えるほどしか登場してない。 なげきブタ 声:山寺宏一 第1作目とは台詞が異なる。 アクション予報メカ 声:たかはし智秋 おほめブタ 声:山寺宏一 「この世に生まれて幸せだぁね」という台詞が追加。 第2作目のオリジナルメカ * 第1作目や、以降のシリーズ作品には登場しない、今作初のコクピットメカ。これらのメカの登場で、おだてブタの登場が不定期になった。なお、ワンセグ放送等の字幕では、括弧内の名前で表記されることがある。 アフロアヒル(アフダック) 声:たかはし智秋 紫のアフロをかぶったアヒル型のメカ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「アッハハハ〜ァ」と笑った後、「あ〜ぁ、その気になってやんの」とため息をついて消え去り、ボヤッキー達をずっこかせる。おだてブタと共演するバージョンもある。 ドンビキドクロ(リストラドクロ) 声:山寺宏一 冬の季節に登場する、コートを着て寒がっている中年サラリーマン風のドクロ型のメカ。主にドロンジョが寒いギャグを言ったり、ボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「寒い、ふところも寒けりゃ、お前らも寒い」と言って消え去り、ボヤッキー達をずっこかせる。 ハルウララドクロ(春ウララドクロ) 声:徳本恭敏 春の季節に登場する、桜の木の下で一升瓶片手に寝そべっているドクロ型のメカ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「お前ら見てると悪酔いするわ」等と言って消え去り、ボヤッキー達をずっこかせる。ドクロ型だが、額にはしわがある。 逆さカバ 声:徳本恭敏 逆立ちをしているカバ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「カ〜バ!」(「バ〜カ!」の反対読み)と言って消え去り、ボヤッキー達をずっこかせる。 さよブタ(佐代ブタメカ) 声:山寺宏一 赤いスカート姿の三つ編みをしたメスブタで、最初からヤシの木に登っている(おだてブタのメスバージョン、別名さよちゃん)。第1作目のなげきブタと同じく3悪がやられる直前に登場して、「さよ・おなら」(「さようなら」と「おなら」を合体させた発言)と意味もなく屁をする。これを自爆スイッチの起動とも言う。 タイムボカンシリーズの他作品からのメカ * 第1作目以降のシリーズ作品からカメオ出演的に登場するメカ * ゼンダマンより コーラスガラス 声:山寺宏一 4羽一組のカラス型のメカ。最初の大きい3羽は1羽ずつ「やるーぅ!やるーぅ!やるーぅ!」とコーラスの合唱で応援するが、なぜか最後の小さい1羽が「やられるよ。絶対、なっ!」と敗北を案じさせる一言を言って消え去っていく。 オシイ星人 声:不詳 第1作目に演出として参加していた押井守がモデル。本来はあと少しで勝てたのに結局負けてしまった時や、余りにも惜しい出来事が起こると歌を唄いながら去っていくメカ。 * タイムパトロール隊オタスケマンより オハヤシ星人 声:たかはし智秋、伊藤静 顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。最初は「やってみろ!やってみろ!やってみろ!」と舞妓さん風に扇子を煽って応援するが、最後に「無駄だと思うけどやってみろ!」と敗北を案じさせる一言を言って、「チャック!」と口のチャックを閉じて消え去っていく。 ドージョ 声:徳本恭敏 ボヤッキーがスイッチ押す際に「ドージョ」と一言言った後に去っていくドジョウ型のメカ。 お笑いカラス 声:たかはし智秋 3悪がやられる直前に「アッハハハハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。初登場は16話。 占いママさん 声:たかはし智秋 今後の戦況を天気予報で占うが、決まってドロンボー一味の敗北を案じさせる内容しか言わない。初登場は第7話。 * ヤットデタマンより オロカブ 声:たかはし智秋 ヤットデタマン以降、怪盗きらめきマンまでの全作品で登場しているメカ。「愚か」と「(野菜の)カブ」をかけた中年女性型のメカ。3悪がヘマをすると登場する。また今作のOPにも登場している。 ドレミファオタマ 声:伊藤静、たかはし智秋、小原乃梨子 唄を歌った後に、ため息をついて去る、わざわざドロンボー一味の敗北を予言する不吉なメカ。初登場は第16話。 * 逆転イッパツマンより ヤカン 声:山寺宏一 目がついたやかん型。3悪がヘマをすると関西弁で「あかん、ヤカン、あかんがなー」と言って沸騰し去っていくメカ。 女子高生メカ 声:伊藤静、たかはし智秋、小原乃梨子 ドロンボーメカ側が攻勢な時に、某アメリカの有名ガール・グループ風のダンスを踊りながら「いいぞ、いいぞ、ボヤッキー!」「ボヤちゃん最近ヤバくなーい?!」などとボヤッキーを励ますメカ。デザインが現代の女子高生(コギャルを彷彿させる)を意識したものとなっている。第28話では某おバカ系イケメン3人組ユニットの格好で登場した。


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